[PR] BassMateINFINITY

■バス問題

No.3559-1
[雑談]:被害緊急対策と言う名目の駆除

xxxcool
ID:tIt0lXs.
02/13 17:43
先日の「外来生物」スレのスタリオンさんの書き込みに貼り付けられたサイトから秋田県水産振興センターにたどり着き、秋田県では既に駆除が行われている事を知りました。その後水産振興センターに電話し駆除の状況等を聞き調査資料等を送っていただきました。
届いた資料を読み、読み進むにつれ疑問や怒りが沸沸と湧いてきました。

調査方法の疑問

・水抜きが可能な水域では干出と呼ばれる水抜きで駆除を行っている。
これでは結果的に在来種まで殺してしまっているのではないか?

・バスが釣れたと言う釣り人の証言により調査(駆除)を行っているが、どのような被害が出ているかの調査はしていない。つまり被害の有無や大小に問わず存在確認された場所では駆除を行っている。
しかも完全な駆除は出来ない事を知りながらの駆除である。

・八郎湖ではワカサギの漁獲高に影響はなくむしろ、バスの漁獲高が増えると共にバスの販売高(河口湖や芦ノ湖への)も増えている。
バスの漁獲高自体は漁師の数が増えれば漁獲高も増えるはずだが、それには一切触れていない。
ワカサギに影響がない点については「バスは摂取しやすい対象をほぼ無選別に捕食する事」と「バスは浅瀬に定着、ワカサギは沖」と言う生息圏の違いで片付けてしまっている。
ではワカサギ以外の漁業に関係ない在来種との因果関係はどうなんだろうという疑問が湧くが調査はなし。

・この調査(駆除)全てに共通する事だが、バス侵入以前の生態系に付いてのデータは全くなく近隣住民や釣り人などの証言による「昔はもっといろいろな魚がいた。」などのみ。これでは被害の把握は出来ない。

・ある池(溜池としては大きめ?)ではバス約100kg(2950匹)、鯉50kg、フナ類20kg、岩魚1kg(2匹)と言う結果でバスの1割(目測)は奇形であった。農薬の可能性は低く先天的原因の可能性が大きいとありました。
この池のバスの最大は395mm。そんな池で近親交配が繰り返されたとなると疑問を感じます。

調査結果の?
調査(駆除)の結果を考察と言う形でまとめられているが、その内容はバスの生態等(食性、拡散した背景、)であって被害調査ではない。
つまり被害があるから駆除するのではなく、存在するから駆除すると言う調査なのです。
しかしこの考察の最後に「なお、移入の影響について、実際のデータに基づかないで感覚的な判断を行ったり、十分な根拠がないまま推論をあたかも事実のように取り扱う事はきわめて危険な事である。また、・・・・生物多様性の保全を前提にそれぞれがそれぞれの立場で取り組む事が重要である。すなわち、漁業者、遊魚者、行政、研究機関などが相互に連携を取りながら、それぞれが可能な事から実行する事が求められる。」と括られています。

矛盾を感じませんか?
実際のデータに基づかない根拠のない駆除。
被害のない水域での駆除。
では駆除の目的は何?・・・予算確保?補助金?(個人的予測、疑問)
その駆除は遊魚者や関係がある事業者との連携は取れているのですか?

秋田県では県、漁協、民間団体がH13.8〜翌年2月にかけて20回の駆除を行っています。そのうち調査は13回。(その後の調査は不明)
この駆除は既に県もしくは水産振興センターの事業となっています。
つまり県の予算で行っているわけです。漁協や民間団体に補助金が出ているかは不明です。しかし秋田県の場合県と漁協が一体となって駆除を行っているのは明白です。資料の内容には調査結果と全国内水面漁業協同組合連合会が発行する「ないすいめん」という広報のコピーが同封されていました。

特定外来生物に指定されることで秋田県の事例以上に酷い駆除が各自治体で推進される事は容易に想像できます。
長々と書き込みすいませんでした。
親記事へ戻る

一覧へ戻る

[PR] BackLash