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No.15172-11
[雑談]:さっきの続きとして・・・。

寝坊
対象釣り歴:5年以上
ID:jOBsSKuM
09/22 02:50
それと、こういう話の時にいつも置き去りにされているように思うことなんですが、「目的が何で手段が何なのかがごちゃごちゃになっている」「政策であるということが考えられていない」という傾向があると思います。
つまり、バスを撲滅することが「目的」なのか「手段」なのかが分からなくなるんです。昔の湖を取り戻すのが目的なんだとしたらその中には外来種を撲滅する事も含まれます。当然その他にも開発でできた護岸や水門なんかも全部除去することになります。非現実的かどうかはともかくとして、物理的に不可能な事ではないです。
でも、「在来種を増やす」「在来種によって成り立つ産業を守る」ということが目的であって、その手段として外来種を撲滅するということであれば、外来種を撲滅する事が在来種を増やす事に対してどのくらい効果的で、費用対効果はどうなのか?ということを精査する必要があります。レッドデータブックで5%と言われる影響を潰して95%をほうっておく事の効果はどれほどあるのか?
そのために使われるお金のことも考えなくてはいけません。外来種を滅ぼすことに必要な金、バス関連の産業を全て滅ぼす事による税収減、それらによる直接的、間接的な負の経済波及効果、それらをトータルしていくらになるのか?ということは出そうと思えば出せる数字なのに、行政による試算を聞いたことがありません。まともに考えられてすらいないんじゃないかと思います。
これは「外来種を撲滅することで在来種を回復する」ということが政策としてなされる以上必ず問題にしなくてはならないことです。同じだけのお金を使うなら、一番効果的な、かつあらゆる方面に対してできるだけ負の効果が少なくなるような使い方をする事が行政の義務です。同じ額の予算を使うなら、外来種を撲滅するよりもっと効果的な使い方はないのか?ということがまともに議論されているか。現状はそうなっているとは思えないのです。

単純にバスを滅ぼそうとか、いやそうじゃねえとか、そういうことではなく、もともとの目的は何か?それは正しい目的設定なのか?予算を使うとしてその予算を向ける先は本当に一番効果的かつ負の影響が少ないものなのか?を考える必要があると思います。

長文失礼しました。
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