No.9403-11 [雑談]:Re : カノン 対象釣り歴:5年以上 ID:gvi3MByU 12/09 04:05 バスが在来種を食うことは、環境破壊であるとは言えない、ということから話を始めると良いだろう。ただしこの場合、バスの放流が合法的であるという前提が必要だが(かつては規制が無い時代もあったので、合法的に放流された水域も当然存在する)。 バスが放流されることによって、環境が致命的に悪化したと言えるような水域は、実は皆無である。 なぜならば、バスの放流によって、在来種が絶滅、もしくは絶滅の危機に瀕してしまったという事例は、今のところ存在しないからである。色々調べたのだが、どうも無いようだ。 この場合、生息数が激減した、というのはまったく関係が無い。肉食魚であるバスが放流されればある程度の在来種が食われて減ってしまうことは、当然予測されてしかるべき事態だからである。生息数が減少したとしても、それが絶滅に直結しない限り、そのことを取り上げて環境問題として語るのは、実は間違っている。 本当のところを言えば、バスが問題にされているのは、環境ではなく、経済の面が大きい。漁師の漁獲高が減った、というのを環境問題と結びつけて語ろうとするのは間違いだ。漁師の漁獲を守るためにバスを駆除する、というのは環境問題ではなく経済問題であるべきなのだ。それを意図的に混同しているところにバス問題のおかしさが生じている。 バスの放流自体が環境を混乱させる(一時的にしろ)のは事実だが、この場合、責められるべきはバスの放流を野放しにした行政及び、バスを無差別に放流した何者かであろう。バスそのものにまったく罪は無い。 ゆえに「環境保護のためにバスを駆除しよう」というのは、根拠が薄弱な間違った行いであると言える。ましてや、バスを駆除するために野池の水干しを行って、生き物全てをジェノサイドするというような、本末転倒を絵に描いたような行いは問題外に間違っていると言えるし、バス駆除の理由がバサーの締め出しであった場合、これもやはり環境問題とは何一つ関係が無い。 もちろん、違法放流というその行為自体は、言語道断な許しがたい行為である、ということは強調した方が良い。 [PR] BackLash |