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No.15172-112
[雑談]:Re :

AOI
対象釣り歴:5年以上
ID:JwcA1pQE
09/29 20:18
トラさん>
 誤解を恐れず言えば、私は一切の駆除に反対しているわけではないのです。
 例えば、希少種の生態回復のために指定された水域で、希少種を守り育てるために水域全体の環境保護、環境回復を同時に行っている場所。そんな場所では「やむを得ない駆除」は当然あると考えます。この場合、ナマズだろうがイワナだろうがカワウだろうが駆除対象になるわけですから、当然だと言えます。希少種回復のために他の種に犠牲を強いざる得ない。そんな水域は悲しいことに日本にあることでしょう。
 バスの移入初期で、バスが容易に根絶できる水域では駆除すべきです。これはいまや数少ない在来環境を守るためですから、バスを駆除し、貴重な環境を守らなくてはなりません。そのためのバスの死は意味があることです。
 しかし、バスが定着して長く、生態系に組み込まれている水域でバスを駆除するのはどうでしょうか?これには琵琶湖が当然含まれます。琵琶湖でバスが確認されてから30年以上です。人間でも二世代前です。魚なら何世代でしょう。もはやバスは琵琶湖に定着した魚なのです。これを駆除することの難しさ、そして、そのことが琵琶生態系に与える影響を思うとき、駆除の必要性には疑問符を与えざるを得ません。
 あと、野池はどうでしょうか。野池を溜池だと規定すれば、かつて農業用溜池は何年かに一回池乾しをしてゴミさらい、浚渫(と、昔は成長したコイの捕獲)をするのが慣わしでした。つまり、野池の環境はそもそも人工的なものだったのです。ここにバスがいても大した問題ではないとかつての釣り人が考え、バスを放流した気持ちは理解できるのですが。
>うちの地域では九割以上の野池がそんな状態です。
 とのことですが、バスの移入以前、そこにはどんな魚がいたのでしょうか?もしかしたら、そもそもコイやフナ以外にいなかったのではないでしょうか。

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