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No.7942-4
[雑談]:Re :

はぜ
ID:sYr.24Ao
03/09 02:35
バサーが、マナーに優れたいい人ばかりだったら、バス問題などなかった、というのは間違いだと思います。マナーの問題とバス駆除についての問題は分けて考えるべきです。

なぜなら、バスが例え釣りの対象魚でなくても、環境庁は駆除を目論んだだろうと考えられるからです。環境庁以下駆除を叫ぶ人々は、そのほとんどが環境破壊の責任をバスにおっ被せる事を考えているか、バス駆除にかかわる利権を求めている人々です。バスが釣りの対象魚でなければもっと徹底的に、露骨にバスを駆除したでしょう。

そういう人々にとって、バサーの存在は邪魔者以外何者でもありません。バサーも日本国民で有権者ですから、環境庁も一応気を使ってパブリックコメントなどで意見を集める「ふり」をしたりしなければならなかったくらいです。

そこで、宣伝です。いわく「バサーはマナーが悪い」「バスは、バサーの違法放流によって増えた」「バスが駆除されるのはバサーのマナーが悪いせいだ」

この宣伝にはバス問題の焦点である「バスは本当に害魚なのか?」という問題をぼかすという目的があります。バサーに罪の意識を感じさせ、表立ってバス駆除に反対しにくい雰囲気を作るという目的もあります。

考えてみましょう。ごみは、釣り場の周りにのみ落ちているのでしょうか?迷惑駐車は?大声で騒ぐ、つるむ、挨拶もしない。これは、釣り場の周りでしか見られないような行為でしょうか?また、バスの放流のみがなぜ問題になるのか。鮎は?山女は?岩魚は?鯉は?ヘラは?バスが放流されることによる環境に対する影響は多少調査されているようですが(ほとんどが環境への影響無しと出ている)、鮎が大量放流されることによる環境に与える影響が調査されたことが一度でもあったでしょうか?

モラルの低下は日本全体の戦後教育の失敗問題として語られるべきです。これは本来はバス問題とは何のかかわりもない大問題です。バサーが悪い、では済まないはずです。

もちろん、バサーのマナーは改善されるべきです。これについての啓蒙は悪いことではありません。しかし、それは単にマナーの問題として語られるべきです。バサーのマナーの悪さに堪りかねて水抜きされてしまった野池の話を聞けば、バスを守るためにはバサーのマナーの改善も当然必要だとは思います。

しかし、バスが環境に対して与える影響の問題を語る時、マナーの問題を混ぜて考えることは、しばしば駆除派の一方的な誹謗中傷、説教になってしまい易く、感情的対立の端緒にもなり、問題の解決のためには有害ではないかと思えます。
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