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ロードランナー HB630LL

No.42143
pipiさん
2011/07/10
対象釣り暦:10年以上
使い込みLv.:□□□□□
評価:★★

■用途
5g〜21gまでのプラグ全般
■長所
とても反発力が小さくて柔らかいブランクスだからノリが良くてバラシにくい。
魚を掛けてからのネバリや追従性も良く、ロッド全体で負荷を吸収しつつ楽に魚を寄せることができる。

バスロッドを選ぶ時はどうしてもキャスト性やルアーの操作性ばかりに目が行きがちであるが、ロードランナーは負荷を吸収するという釣り竿の目的が体感できるロッドだと思う。

キャストもしっかりとタメが効いてルアーのウエイトを乗せやすく、狙ったポイントに落としやすい。
ロッドを振って投げるというより、ロッドを曲げて投げるという感じで、リリースのタイミングを外しにくいためミスキャストが少なくなる。
■短所
コストパフォーマンスは低い。
低弾性ロッド=(ツブレ剛性確保のため)重くて感度が悪く、ネジレが大きいというごく普通のロッド。

バランスが良いから重くても良いわけではないので、バランスの良さ・強度を維持しつつ、もう少し軽量化してもらいたい。
脱着式のバランサも便利と言えば便利だが、重さを誤魔化すために付けているように感じるし、その分感度や使用感も変わってくる。

また、常にダルくてブレがブランク内に残りやすく、ルアーを引いている時に常にノイズが入り、ルアーの動きや状況が分かりにくい。
ロッドがたわんでいるというよりは、ただ全体がブレているだけである。

単純にブランク性能だけで言えば、他社でもっと安くてもっと性能の良いものがある。

ナイロンラインとローギアリールを合わせた時は最悪で、常にラインとロッドがピンピンに張り詰めている状態で、ゴムでルアーを引っ張っているような感覚になる。
特にクランクやバイブのような巻物は、フロロカーボンなどの伸びの少ないラインにして張りを出さないと使いにくい。

巻物系ルアーは引っ張る力を小さくした方が良いと言われることがあるが、決してそうではないと実感できた。

TBSリールシートも合わせるリールによっては、アンタレスのようにクラッチが切れなかったり、メタニウムMgのエスケープハッチのレバー開閉がやりにくかったりと厄介なリールシートである。

リールシートが太くてパーミングした時にコンパクトに握れないのも不満で、他社のロッドに持ち替えた時の違和感が半端ない。

田辺さんはキャスト時のリストの自由度の高さを重視してTBSリールシートを作ったと言っていたが、釣りをしている時はパーミングしている時間の方が長いのだから、キャスト性とパーミング性の両方を満足するリールシートを採用して欲しい。

HB511LLとの使い分けも考えると、長さも63では中途半端で、66くらい欲しかった。
63LLの方が少し長い分、ルアーの許容範囲は広くなるので511LLの存在意義が薄くなった。
■コメント
↑で色々と書いてきたが、ここまで低反発で柔らかいロッドも他社では少ないので、ロードランナーシリーズで揃えている人であれば購入しても良いと思う。

ただ、個人的には高い金を払ってまで買うほど性能が良いとは思えない。

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